青森県八戸市に鎮座する『櫛引八幡宮(くしひきはちまんぐう)』へ参拝してきました★
こちらは約800年前鎌倉時代からの創建とされ、現存している鎧などが国宝、本殿は国重要文化財に指定されている南部領総鎮守として歴史深い由緒ある神社となっています。
また、櫛引八幡宮は河童にちなんだ金運・招福のパワースポットでもあり『左甚五郎の河童』という面白い伝説があるそうです。
河童だけではなく、境内社もたくさんあって様々なご利益にあやかる事ができるのでご紹介したいと思います。
遠野以外にも河童伝説が・・★八戸の河童はメドツという呼び名だそうです。
櫛引八幡宮の歴史
初代・南部光行の創建。奥州合戦にて戦功をあげた光行公は、建久2年(1191)源頼朝から糠部郡を拝領した。
その際に六戸の瀧ノ沢村に仮宮を建て、甲州南部圧から八幡大明神を勧請し、その後櫛引村の現在地に遷座して『櫛引八幡宮』となり南部総鎮守として崇敬された。
また、【櫛引八幡縁起】によると大同年間(806年~810年)に坂上田村麻呂が祀った八幡宮の小社を同神同体であるので滝ノ沢の仮宮からこの地に遷座したとあるそう。
南部家・盛岡藩主を祀る神社はこちら!
アクセス
【櫛引八幡宮】
〒039-1105
青森県八戸市八幡字八幡丁3
0178-27-3053(社務所)
0178-27-0652(FAX)
受付時間:8:30~17:30
櫛引八幡宮HP
駐車場:あり
御朱印:あり
🔹JR八戸駅から車で9分
🔹櫛引八幡宮国宝館の拝観料が割引になるバスパックはコチラ
ご祭神・ご利益
ご祭神 | 誉田別命・八幡大神、天照皇大神、天津児屋根神 |
ご利益 | 文化興隆、商工、農牧、漁猟、交通、土木、殖産興業、武運勝負、安産 |
境内社・末社がたくさんあるので、この他にもたくさんの御神徳にあやかれそうです★
河童伝説とは
『左甚五郎とメドツ』
昔、左甚五郎という名大工が八幡様のお堂を建てるため江戸からやってきた。
甚五郎は忙しかったのか柱の長さを間違ってしまい、その部分を切って川へこっそり捨てようとした。
するとその柱は「ちょっと待ってくれ!俺は八甲田山で育ったケヤキの樹だ。お宮の柱に使われると喜んで来たのに川に投げ込まないでくれ!」と言った。
甚五郎は「うるさいっケツでも食らえ!」と言い投げ捨てた。そしてその柱は川のメドツになった。
メドツの手は柱のヌキにように、右手を引っぱれば左手が短くなって右が伸びるようになっていた。
ケツを食えと言われたので、川で人や馬を引きずり込み尻を(尻子玉)狙うようになった。
左甚五郎とは江戸時代初期に活躍した伝説的彫刻職人です。
彼が施した彫刻は日光東照宮の『眠り猫』、熊谷の妻沼聖天山の『鷹と猿』、秩父神社の『子育ての虎』など、全国に100か所はあると言われています。
彼の作品は安土桃山時代から江戸後期の300年に渡って制作されていることから、左甚五郎とは一人ではなく全国各地にいた凄腕の彫刻士の総称ともとれます。
また、甚五郎を題材にした講談や落語、アニメや小説などもあるそうなのです。
『悪さをするメドツに困った村民は八幡様へお願いをします。すると鷹が現れメドツを退治してくれました。』この様子が本殿の彫刻となって見事に再現されています。
この河童伝説は、逆に櫛引八幡宮本殿の河童の彫り物から創作された物語かもしれませんね!
河童のご利益
河童は水神と同一神されることもあり、水に関連するご利益があります。
・水難除け ・漁業 ・航海安全 ・幸運招福 ・安産 ・子授け・五穀豊穣 ・金運
河童お守りや河童ストラップも授与品として売られていました💖
境内には彫刻の他にも河童を何匹か発見できますので、見つけたら幸運アップ⭐探してみてくださいね⭐
参拝レポート
高い杉の木に囲まれた参道の脇に車を停めさせて頂きました。平日でも多くの人でにぎわっております。
正門の一の鳥居です。全体的に大きい造りです。
狛犬ならぬ駒馬?もしくは狛駒??八戸の伝統工芸品『八幡馬(やわたうま)』です🌸
盛岡の『チャグチャグ馬こ』にもよく似ていて、それかと思いました✨やはり南部藩!
正門前の太鼓橋が神社の美しさ際立ちます。池があり鯉がいて、河童がいて・・伝統的な八幡神様の境内ですね⭐⛩
拝殿です!迫力の彫刻と大きさにしばらく眺めておりました。威厳が感じられます✨
『日々の感謝と、東北よ再び立ち上げれ!』と願いました。
メドツは見つけられませんでしたが、彫刻は伝説的彫刻職人の物語があるほど素晴らしく木彫りとは思えないきめ細やかさです。
広くてどこから周って良いのやら判らず、通常の拝殿から右回りと逆の左から周ってしまいました。
ものすごい裂けている御神木がありました。
『三杉(みすぎ)』といわれ、1本の杉の木が上から3本に分かれてい、神が3柱に分かれたようです。
三杉大神様は眼病にご利益あり✨
境内社・摂社・末社
境内社、縁起物の神様がとてもたくさんおりました❣
今回参拝したお社を紹介していきます。
春日社
ご祭神:天津児屋根神(あまつこやねのかみ)
ご神徳:占い、音楽、言霊の神、祈祷・祭祀の神、
合祀社
【十五柱の神々を合祀】
蒼前神社
ご祭神:蒼前様
ご神徳:農業の神、馬神様
撫で大国さん
【願いを込めて撫でると願いが叶う】
重軽神
地域の民間信仰の神。願掛けをしたあとに石を持ち上げ、軽いと願いが叶い重いと叶わないと言われています。
悶破稲荷神社・左
ご祭神:倉稲霊神(うがのみたまのかみ)
ご神徳:万物の成長、商売繁盛、繁栄・発展
松福稲荷神社・右
ご祭神:倉稲霊神(うがのみたまのかみ)
ご神徳:万物の成長、商売繁盛、繁栄・発展
※京都伏見稲荷から勧請し、松下ライフエレクトロニクス(株)に祀られていた社を遷したそうです。
授与品・まとめ
限定御朱印【初穂料・500円】
限定御朱印は色別で何種類かありました。
※通常御朱印は300円で頂けます★
授与品には、『河童おみくじ』や国宝の『鎧兜の勝負お守り』など櫛引八幡宮限定の珍しい品が多数あります。
他にも国重要文化財が所蔵されている『国宝館』、明治に建てられた洋風建築『明治記念館』など見どころがたくさんありました。
勝負運だけでなくすべてのパワーを充電するのに最適な八戸『櫛引八幡宮』、とても満足感がありましたのでぜひぜひご参拝ください🌸
河童や南部駒など、同じ南部領だっただけあり岩手県中北部と同じにおいがしました!
コメント