岩手県二戸市にある『呑香稲荷神社(とんこういなりじんじゃ)』へ参拝してきました。
地元では「どんこいなり」と呼ばれることもあるそうです。
とんこは東光の字を充てることもあって、アイヌ語でかがやける丘という意味なのだとか。
国史跡・九戸城跡の敷地内に鎮座しており、代々の南部藩主に崇敬されてきた歴史ある格式高い神社です。
豊臣秀吉と戦った武将、九戸政実の神社もこちらの境内にあります。
呑香稲荷神社(とんこういなりじんじゃ)とは
ご由緒
延暦20年(801)に出羽国(山形県)の大物忌神社を勧請し浄法寺村稲庭岳に祀ったのがはじまりとされます。
貞元親王の孫にあたる源重之の母親の託宣により宮野の里に遷座し、稲荷大神と称していました。
『九戸政実の乱』のときに戦乱を避け、いったん津軽に遷座したこともあるそうです。
宮野を福岡と地名を改めた南部信直公の時代に、稲荷大神は二戸郡漆沢村に遷座となります。
その後27代南部利直公のとき天和2年(1682)福岡城下に遷座し、南部氏の崇敬がより厚くなりました。
天和3年(1683)に呑香稲荷大明神の神号を受けて、代々の南部藩主の崇敬厚く中山より北の総鎮守として信仰を受けてきました。
ご祭神・ご利益
ご祭神 | 宇迦廼御霊命(うかのみたまのみこと) |
ご利益 | 五穀豊穣、大漁祈願、社業繁栄、家内安全 |
アクセス
【呑香稲荷神社】
〒028-6101
岩手県二戸市福岡五日町29
0195-23-3641
受付9:00~16:00
駐車場:あり
御朱印:あり
呑香稲荷神社ブログ
🔹二戸駅からバスで4分
🔹二戸駅から車で5分
参拝レポート
呑香稲荷神社の入口です。
鳥居の中に入ったあたりが少し駐車スペースとなていますが、初詣など混む時期は確保が難しそうですね。
菊祭りでもやっていたのでしょうか、綺麗ですね。
拝殿です。社務所にも人が不在でしたが、開放されています。
お寺のような雰囲気が残っています。
こちらは【稲荷文庫】、文久2年(1862)に設置された盛岡藩最初の私設図書館だそうです。
蔵書は和漢書数千巻といわれ、利用者は馬でやってきて秋田鹿角の方から訪れたといわれます。
かなり興味ありますが、翻訳が必要なのでしょうねぇ読んでみたい!
こちらが【九戸政実神社】です。
九戸政実が斬首された宮城県栗駒町の九戸神社から分霊して九戸城二ノ丸跡に同神社が建立。
老朽化して平成13年に境内に移築新築されたそうです。
九戸政実がこの地に戻ってこれて良かったですね★
稲荷社の朱鳥居が並んでいます。この中を登っていきます。
こちらが【稲荷社】で、お稲荷様が祀られておりました。
光が差し込む素敵な場所でした。
授与品(御朱印など)
書置き御朱印【初穂料300円】
参拝に来たのは2回目ですが、前回と御朱印のデザインが違いました💖
月替わり御朱印のようですね!
社務所は宮司さんが不在でも、初穂料を納めて御朱印を拝領できるシステムになっております。
呑香稲荷神社はインスタグラムもやっているので、最新情報をチェックしてみてから参拝してみてくださいね★
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