岩手県奥州市に鎮座する『日高神社ひたかじんじゃ』へ参拝して参りました。
日高神社といえば毎年4月に開催する例大祭の『日高火防祭(ひたかひぶせまつり)』が大変有名です。
いつもお世話になっている神様「アメノミナカヌシ様お助け頂きましてありがとうございます」を直接お伝えできるじぇ
日高神社とは
弘仁元年(810)に嵯峨天皇の命より創建。
社名の由来は諸説ありますが、この地が昔日高見国(ひたかみのくに)と呼ばれていたことから『日高神社』となったと云われております。
また、妙見菩薩を祀る宮として『日高妙見』や『日高妙見神社』とも呼ばれています。
その後、征夷大将軍源頼義・義家親子が先勝祈願に訪れたり、東北の国司奥州の藤原秀衡公は社殿を改築し、永年に伊達政景公も社殿再建などを行ったことで長年に渡り厚い信仰を得てきた古社といえるようです。
寛永9年(1632)初代水沢城主:留守宗利(伊達宗利)が現社殿を改築しています。
明治4年(1871)に県の総社として郷社にならび、市の氏神となりました。
日高火防祭(ひだかひぶせまつり)とは
伊達宗景公が少年時代に目撃した江戸の大火災を怖ろしく思い、火防の対策を講じました。
神仏の加護によって未然に防止するため、日高妙見社の日(火)と瑞山神社の瑞(水)を両社に祈願し始まったのが『日高火防祭』だと云われています。
アクセス
【日高神社】
〒023-0808
岩手県奥州市水沢区日高小路13
0197-23-4021(社務所)
受付時間:9:00~17:00
駐車場:あり
御朱印:あり
🔹JR水沢駅から徒歩15分
🔹水沢ICから車で10分
ご祭神・ご利益
ご祭神 | 倉稲魂神 | 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、火産霊神、御年神、大年神、若年神、水波乃賣神、大国主神、
ご利益 | 厄除け、健康長寿、機械・電気関係、五穀豊穣、商売繁盛、開運招福、縁結び |
参拝レポート
正面鳥居がかなり新しいです。
樹齢1000年といわれる市指定天然記念物の姥杉です。『義家杉』とも呼ばれ、康平4年(1061)前九年の役で安倍氏と戦った源義家が、勝利の際に祝宴で使った杉の箸を地面に刺したのが大木になったという伝説があるようです🥢
太い枝が折れているのが気になりましたが、どうやら一昨年に雪の重さで折れてしまっていたようですね。
正面鳥居から入りましたが、池をぐるっと周って拝殿に向かうので正面というよりかは東門から入ったような珍しい境内です。
神門からの眺める社殿。
わりと街中なのにとっても雪だらけ⛄
こちらにも姥杉がありました。折れていない方です。
留守宗利(伊達宗利)が再建した本殿の『流れ造り』や、彫刻・装飾が素晴らしいことから国指定重要文化財となったようです。
参拝の時にちょうどご祈祷の太鼓の音が聞こえてきました。
神様からの歓迎のサインってやつでしょうか!
瑞山神社(祖霊社)
御祭神:留守氏代々の祖先の霊
平泉の滅亡後に陸奥国守となった初代留守家景から先祖の霊をお祀りしているようです。
社殿は県指定文化財となっています。
境内には他に『天神社』や、留守宗利像などもあります。
ただとにかく寒かったので足早に参拝を終えました。
授与品(御朱印など)
頂いた御朱印です🙏
実は、正月特別御朱印をねらっていたのですが終了しておりました。。
来年の初詣では早めに来たいと思います。
日高神社周辺のマップと火防祭のしおりを一緒に頂きました。
日高神社参道はかつて城下町だったようで、今でもたくさんの武家屋敷が残っております。
日高神社参拝後は歴史散策するのも良いかと思います⭐⛩
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