呪術大国・日本の歴史|呪術廻戦の呪術師は実在していた!

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大人気漫画・呪術廻戦に登場するキャラクターの呪術師とは、実際にモデルがいるといわれています。

呪術廻戦のセリフにもある『呪術全盛・平安の世・・』とは、今から約1,000年前の平安時代。

そのころは天変地異や疫病を怨霊や祟りのしわざとして恐れていた時代であり、それに対処する人たちが呪術をあやつる陰陽師でした。

当時活躍した呪術師といえば安倍晴明が有名ですね。

現代では医療や気象学が進歩しているので、呪術という言葉を使うことはなくなりました。

しかし戦後までは、岐阜県に呪術者(超能力者)を養成する学校が存在したほど日本という国は太古の昔から呪術大国だったのです!

ぷーとん

呪術師は陰陽師のことで、実在していたんだ?!

古代史好きな私は、呪術廻戦のモデルキャラと過去の歴史的出来事が今後のストーリー展開に関連してくると予想しております。

日本における呪術師の歴史、呪術廻戦の主要キャラクターのモデルとなった呪術師をご紹介していきます。

この記事の内容
  • 日本の呪術師の歴史
  • 呪術廻戦キャラの元ネタとなった実在の呪術師とは
    (両面宿儺、伏黒恵、五条悟、釘崎野薔薇)
  • 呪術師の歴史からストーリー展開予測
目次

日本の呪術師の歴史

呪術師とは?霊的な力を行使して霊と対話したり病気を治療する能力を持つ者。

【縄文時代~古墳時代】シャーマン

日本の呪術のはじまりは縄文時代。

この時代はあらゆるものには魂が宿るとする自然崇拝=アニミズム信仰と言い、その精霊の意志を宿す人をシャーマンと呼びます。

縄文時代の環状列石や土偶がたくさん出土していることから、祭壇で呪術道具を使い祈りを捧げていたことが推測できます。

その後、弥生から古墳時代にかけて大王は政務、女王は祭祀と男女がそれぞれ役割を分担して国を治める様式をとっていた時期もありました。

祭祀を司る巫女(シャーマン)は、縄文時代と同じく神託を受ける役割を担っています。

政治は政(まつ)りごとと言うように、古代から祭祀は政治と同じで呪術と政治は切っても切れない関係のようです。

【飛鳥時代~平安時代】呪禁師・陰陽師・山伏

飛鳥時代になると仏教が伝来し、仏教を持ち込んだ蘇我氏とシャーマニズムの古神道を守っていた物部氏が対立した丁未の乱(ていびのらん)が有名です。

その後、仏教の影響を受けた呪禁師(じゅごんし)という職業が生まれます。

彼らは祈祷、占い、医療として呪術を行っていました。

狗巻棘(いぬまきとげ)は呪言師の末裔という設定ですね。元ネタはこの呪禁師でしょう

奈良時代になり国が律令体制へ移っていくと、国の行政機関『陰陽寮(おんようりょう)』が設置される。

官僚として陰陽師(おんみょうじ)が活躍します。

平安時代に入り、空海や最澄が唐から学んで開いた密教も呪術といえるでしょう。

日本古来の山岳信仰と密教・道教が合わさって修験道が広まります。

山で修行しお経や祈祷をする修験者を山伏と呼んでいました。

平安中期に律令国家が崩壊していくと、陰陽師は国と天皇に仕えるだけでなく有力貴族に私物化されるようになります。

世の中は陰陽師を必要としていて、国に仕える陰陽師以外に民間の法師陰陽師(ほっしおんみょうじ)が生まれる。

【戦国時代~近代】宿曜師・イタコ・ユタ

鎌倉時代も権力者によって陰陽師が重用されましたが、似たような占星術をあつかう宿曜師(すくようし)も活躍します。

密教が持ち込んだインド発祥の占星術で、より占星術に長けた密教僧が宿曜師と呼ばれるようになりました。

室町時代でも朝廷の機関として陰陽寮が存続していたので、陰陽師の役割は変わりませんでした。

明治時代になると、新政府はお寺の力をそぎ本来の神道へ戻そうとする神仏判然令が出されました。

それに伴って古神道・仏教・密教・民間信仰が合わさった陰陽寮が廃止され陰陽師は消えてしまいます

公的な陰陽師は消滅しましたが、民間の陰陽道が進化したカタチで高知県の物部町に『いざなぎ流』が継承されているようです。

沖縄には、沖縄ユタと呼ばれる霊能者(シャーマン)が沖縄や鹿児島県にいます。

霊能力が先祖代々受け継がれていて、解決できない問題は困ったらユタに聞くのが習わしと言われているそうです。

東北地方には口寄せができる盲目のイタコといわれる霊能者がおります。

口寄せとは亡くなった人の霊を体に移し、言葉を語らせることです。

岩手県遠野市のオシラ遊びや青森県の恐山のイタコなどがあります。

呪術廻戦のモデルとなった呪術師

時代とともに呪術師の名称や立場が変わっていきますが、共通していることは人間には解決し難い問題を呪術師に託しているようです。

実在した呪術師の中に、呪術廻戦のキャラクターモチーフとなった呪術師をご紹介していきます。

呪術廻戦のキャラモチーフというのはあくまで私の考察なので。人にはいろいろな捉え方があると思いますので楽しんでご覧ください⭐️

両面宿儺(りょうめんすくな)

両面宿儺(りょうめんすくな)とは、飛騨国(岐阜県)に存在した豪族の首領といわれています。

身長が2m、1つの胴体に顔が前後2つあり4本の手足がある姿の怪物として恐れられていたが、朝廷に対しての『まつろわぬ民』として位山(くらいやま)で討伐されました。

しかし地域伝承では、武勇があって農耕の指導者として民に慕われた英雄となっています。

また、位山の主の宿儺(すくな)が天の船にのってやって来たという伝説もあります。

巨石群が残っていることから、霊場であり呪術的祭祀を行っていたと想像できます。

大和朝廷が成立するより太古の昔から飛騨王朝があったという説がありますので、宿儺は古代王族の末裔だったのかもしれません。

呪いの王・両面宿儺のモデルはそのまま両面宿儺です。

飛騨一宮水無神社のご祭神は御歳大神はニギハヤヒと同一神の説があるので、物部氏と両面宿儺の祖先は同じ可能性があります。(あくまで神話や伝承によるものですが)

物部氏(もののべし)

物部氏(もののべし)とは、祖ニギハヤヒの子のウマシマジが神武天皇に仕えたのが始まりとされ、大和朝廷に代々仕える祭祀を司る家系でした。

呪術師集団と呼ばれていましたが、武士(もののふ)の由来は物部(もののべ)と言われているように、武力で国を守る氏族でもありました。

仏教伝来とともに蘇我氏に滅ぼされてしまいます。

物部氏は『十種神宝(とくさのかんだから)』を所有し、神宝を用いて呪術を行う。

記紀に登場するニギハヤヒが天津神から託されたとする神宝がそれです。

布瑠の言(ふるのこと)という言霊を唱え、神宝を用いると死者をも蘇生させる強力な呪力を発揮するそうです。

そして伏黒恵の術式、『十種影法術』の元ネタは『十種神宝』でしょう。

ふるべゆらゆらは布瑠の言がモチーフであり最強の術式といえます。

弘法大師空海(こうぼうたいしくうかい)


讃岐国(香川県)で生まれた空海(くうかい)は、幼少の頃から頭がよく字も達筆で神童と呼ばれていました。

大学で儒教を学ぶも中退して山岳修行をはじめる。

その時に金星が口から身体に入り宇宙の真理を悟る

後に唐に留学してわずか2年で密教のすべての事を習得して帰国。

すぐに高野山から真言密教を日本に広めます。

四国八十八か所の霊場は空海が剣山に眠る『契約の箱』を隠すための結界とか、日本古来の神様を神泉苑に封印したなど全国に空海の伝説がたくさん残っています。

1000年に一人の天才と呼ばれる空海は、五条悟のモデルだと推測します。

空海が修行で習得した虚空蔵求聞持聡明法(こくうぞうぐもんじそうめいほう)は一度にありとあらゆる事を記憶し、無限に忘れることは無いという技です。

これも五条先生の術式『無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)』の元ネタでしょう。

五条悟の名前からわかる通り、五常(仁・義・礼・智・真)を悟る人とはまさしく空海の事ですからね。

滝夜叉姫(たきやしゃひめ)

日本三大怨霊の一人で、平将門(たいらのまさかど)の娘で本名は五月姫(さつきひめ)という。

平将門の乱で父は戦死して一族は滅亡しました。

恨みを持った五月姫は鞍馬山の貴船神社で丑の刻参りという呪詛を行ったことで鬼に変貌し、滝夜叉姫(たきやしゃひめ)となったそうです。

その後に手下を集め妖術を使って朝廷へ反乱を起こそうとしたが朝廷家臣の陰陽師によって敗戦します。

奥州に逃れた後、尼になって穏やかに暮らしたという伝承が福島県や茨城県にあるようです。

釘崎野薔薇の術式『芻霊呪法(すうれいじゅほう)』に使用する五寸釘と呪いの藁人形は、滝夜叉姫の丑の刻参りが元ネタだと推測します。

また秋田県にも滝夜叉姫が逃れた痕跡があり、大仙市の姫塚公園にある伝承によると↓

平将門と阿倍国東の娘辰子との間に生まれた娘、楓が亡くなって葬られたといわれる姫塚。

とあります。

姫塚の近くには田沢湖があり、伝説の辰子姫が滝夜叉姫(楓・五月姫)のお母さんだったなんて驚きです。

しかも、若さと美貌を願って龍になったという伝説とはちがう伝説があったなんて・・

釘崎野薔薇の出身地は岩手県とよく考察されていますが、もしかしたら秋田県仙北市かもしれませんね。(ただし盛岡駅まで4時間なんてかからない💦)

≫田沢湖の辰子姫の伝説はコチラ❤

まとめ・呪術廻戦の今後の展開予測

呪術廻戦キャラの元ネタとなった実在した呪術師とは・・・

  • 両面宿儺 → 両面宿儺
  • 伏黒恵 → 古代氏族・物部氏
  • 五条悟 → 弘法大師空海
  • 釘崎野薔薇 → 滝夜叉姫

という感じです。

元ネタとなった呪術師は歴史の支配者に敗北した者ばかりということに気が付きましたか?

朝廷は滅ぼした者たちの怨霊を恐れ呪術師に依頼し神社のご祭神として祀ったり、仏の名に変え供養して封印し対処していました。

ここから私の考察

『呪術廻戦』の世界観でも、

滅ぼされた先住民たちの呪いを、朝廷や時の支配勢力からの依頼で呪術師が祓い続けるという歴史が繰り返されてきた。

もしかして、歴史の勝者となった支配者側の勢力とは『呪術高等専門学校の上層部』が関係しているのでは?

その呪術師血統が引き継がれているので、実はみんな敗者側の末裔だったという。

ということは、呪術師たちが祓っている呪いは元呪術師(敗北者)なので同士討ちとも言えますよね。

呪術師たちはずっと支配者側に利用され続けている歴史が続いてきたが、最強の呪術師・五条悟が生まれてきたことによって勢力が入れ替わる時代の到来って所でしょうか。

(2022.8月追記)
呪術廻戦コミックス20巻で過去の因縁に、朝廷のそばで摂関政治をしていた『藤原氏』が関係している描写がありましたね!
しかし乙骨優太が藤氏(藤原氏)の末裔ということは無いと思いマスガ・・・
今後の展開が楽しみです❣

愛らんど

個人的に、隠された歴史の真実をネタにしてくれることを期待しています!

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コメント

コメント一覧 (2件)

    • コメントありがとうございます★田沢湖の辰子姫伝説は青森・秋田・岩手につながる『三湖伝説』の内容が通説ですが、辰子姫が安倍氏の娘で平将門の正妻という伝説は和田家文書の丑寅日本紀に記されているようです。東日流外三群誌は偽書と言われていますが、半分くらいは事実が含まれていると信じて読むとかなり面白いです。

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