岩手県北上市に鎮座する『和賀郡総鎮守諏訪神社』へ参拝して参りました✨
市内の街中にある神社で、神様がたくさんいる華やかな雰囲気でした。
『松尾芭蕉の句碑』が境内にあります。芭蕉が奥の細道で北上市
までは来ていないようですが、どこにあるか探してみてください❣️
北上市『諏訪神社』とは
大同2年(807)桓武天皇の命で、坂上田村麻呂が蝦夷平定後にこの地方の開発と産業の発展を祈願し、信濃の国諏訪大社建御名方神の御分霊をはじめ、時代とともに五柱の神様を勧請し建立された。
その後に慈覚大師がお堂を建立し、冷泉天皇の命により源頼義による安部頼時の東征の際に必勝祈願し、報賽によって社殿を修築された。
諏訪神社は元宮の地(北上市幸町)に鎮座していたが、南部家29代藩主・重信公に崇敬厚く享保19年(1734)に現在地に社殿を建立。
神仏習合の時代は諏訪山護国寺といわれ、一寺一社の社格だった。
町村民の信仰が厚く諏訪宮・お諏訪さんと称えられている。
この地方に長く伝えられていた川岸剣舞(廃絶)は諏訪大明神のお告げによって、前九年合戦で滅んだ黒沢尻正任の亡霊を鎮めるために舞ったのが始まりと云われ、諏訪神社の神事芸能だった。
明治維新後は社名を諏訪神社と、北上市・和賀郡一円の総鎮守・氏神様として旧社格郷社列された。
ご祭神・ご利益
ご祭神 | 建御名方神(たけみなかたかみ)、天照皇大神、大山津見命、品陀和気命、菅原神、保食神 |
ご利益 | 五穀豊穣、家内安全、健康長寿、商工業の繁栄、開運招福 |
♡アクセス
【北上市和賀郡総鎮守・諏訪神社】
〒024-0034
岩手県北上市諏訪町1-3-9
0197-63-2907(社務所)
受付時間:9:00~16:30
駐車場:あり
御朱印:あり
北上諏訪神社HP
諏訪神社・参拝レポート
1月の参拝となると、どこの狛犬さんも雪帽子をかぶっております。
極寒の1月ですが、成人式であろう振袖姿の女性たちもいて華やかに賑わっております。
御手水もガッチガチに凍りついてます。
毎日氷点下で、氷が解けるヒマが無いのです。
こちらが拝殿です。
新年のご挨拶を致しました。平穏そのものに感謝です⭐
ミニチュアの可愛い若武者⚔
てっきり武神の建御名方かと思いましたが、『楠木正成くすのきまさしげ』だそうです。
むかし、旧・黒沢尻小学校の校庭にあった石造を戦後に誰かが安全な場所として境内に運んだそうです。
地域の人に大事にされて現存している楠木正成さまでした。
稲荷神社
御祭神:倉稲魂命、衣食住や五穀豊穣、商売繫盛のご利益があります。
金勢社(写真は撮りませんでした・・)
御祭神:猿田彦大神、神話から『みちびきの神』として、出世開運、恋愛成就、子授け、子孫繫栄のご利益があります。
願いが叶った参拝者が男性器を模した物を奉納するそうです。
(稲荷神社の右隣に鎮座しております)
\コンセイ様に興味がある方/
金刀比羅神社
御祭神:大物主神、もとはインドのクンピーラ神で後に神徳から大物主神になったそう。
金比羅さんはインドの神様でワニが神格化されたものだったんですね。
五穀豊穣、農業殖産、漁業航海、水上安全、医薬、技芸、金銭の融通など、御神徳がたくさんある神様です。
八坂神社
御祭神:素戔嗚命(すさのおのみこと)、きゅうり天王さんとも呼ばれ疫病消除、病気平癒、身体健康のご利益があります。むかし疫病が流行し水が飲めなくなった時、『きゅうり』から水分を取ったことから宵宮祭で『きゅうり』を奉納するそうです。
きゅうりはほぼ水分ですから、夏場の常備食はきゅうりで決まりですね🥒
秋葉神社
御祭神:迦具土神(かぐつちのかみ)、火を司る神様で、諸厄諸病を祓い火防開運のご利益があります。
迦具土神が荒ぶると火災が起こると云われるため、『火防災神幸祭』を毎年4月に行われるそうです。
授与品(御朱印など)
【初穂料300円】頂いた御朱印です🌸
黒沢尻五郎正任(安倍頼時の五男)の亡霊を鎮めるために舞った川岸剣舞といわれていますが、元々は五郎が夢で見た『諏訪明神のお告げによる妖怪祓いの踊り』として舞ったことがはじまりとする伝承もあります!
以上、北上市和賀郡総鎮守の諏訪神社の参拝記録でした★
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