岩手県宮古市に鎮座する『横山八幡宮』へ参拝して参りました。
こちらの神社は宮古市の地名の発祥地といわれているだけでなく、源義経の家臣・鈴木重家がここに残り神主となったという伝承がある『義経北行伝説』のコース地でもあります。
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宮古市の地名は京の都からきているとウワサで聞いたことがありましたが、その由来が義経の家臣の鈴木重家がきっかけだったとは・・『地域伝承は史実より奇なり』ですね!
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横山八幡宮のご由緒
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横山八幡宮は、創建白鳳9年(680)に閉伊川の上流から洪水で流されてきたのがここの横山と伝えられるそうです。
和銅年間(708~715)に、猿丸太夫は帝から勘当されこの地へ配流。
のちに宮守となりました。猿丸太夫は小倉百人一首で知られる和歌、
奥山に 紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき
この地で詠み、朝廷に許され帰京しました。それまでの住まいは『猿丸屋敷』といい、太夫の徳をたたえ獅子踊りがつくられました。
それが市指定無形民俗文化財の『小沢獅子踊り』です。
義経北行伝説コース地
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義経一行が立ち寄った地として伝えられています。文治4年(1188)源九郎判官義経公は平泉を逃れここ八幡宮や黒森山で修行し、その時に般若心経百巻を奉納しました。
家臣の鈴木三郎重家は老齢のためこの地に残り「近内」に住み、宮司となりました。
その縁で、今でも行われいる近内地区の例大祭ではこの地区(宮町)から神幸祭行列に参加するのが慣例となっているそうです。
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宮古市の地名の由来
寛弘3年(1006)阿波の鳴門が大荒れの天変地異が起こり、帝はお布令を出しこれを鎮めようとしました。
ここ横山八幡宮でもこれを鎮めようと禰宜が百夜祈祷をしたところ、御神歌と感じる和歌が降りてきました。
山畠に 作りあらしの えのこ草 阿波の鳴門は 誰かいふらむ
鳴門でこの歌を詠むと、たちまち元の穏やかな海にもどったそうです。
義経家臣の鈴木三郎重家が宮司になり、衣川の館が襲われてからも義経の北行成就と武運を祈り続けておりました。
その後10年ほど経ったあたりに京へ行き、義経北行の事を帝に伝えたそうです。
その時の一首で
我が国に 年経し宮の 古ければ 御幣の串の 立つところなし
と和歌で申し上げたところ、帝は感心し『宮の古ければ』と京の『都』と異字同訓の『宮古』という地名を賜ったそうです。
それからこの港町を宮古と呼ぶようになりました。
ご祭神・ご利益
ご祭神 | 品牟陀和気命(ほんだわけのみこと)、豊受姫命、天照皇大神 |
ご利益 | 交通安全、旅行安全、厄祓い、航海安全、大漁満足、無病息災 |
アクセス
【横山八幡宮】
〒027-0052
岩手県宮古市宮町2丁目5-1
0193-62-5072(社務所)
受付時間:9:00~17:00
駐車場:不明
御朱印:あり
横山八幡宮HP
参拝レポート
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二の鳥居。目の前にめちゃ長い階段が見えます・・
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重厚な手水舎です。『大手水石』という名で、約200年前に1万人の人力で3年がかりで運んできたそうです。
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義経北行伝説のコース地に見られる看板です⭐
劣化していて文字が読みにくくなっています。
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『男坂』といわれる本殿へ向かうための長い登り階段です。
休憩しつつ💨ぶっ通しでは登れません。
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境内の案内図を見ると、中央の長い階段以外にも左の緩やかな階段のコースもありました。『女坂』といわれるようです。
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本殿です。この地へ義経ご一行様が訪れたと思うと・・・勝負運というよりやはり旅や航海運にあやかれそうですね💜
旅行の安全祈願にはぜひ横山八幡宮へ❣
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【金刀比羅神社】
ご祭神:大物主命
享保2年(1717)藤田大蔵が四国金刀比羅宮から勧請したのが創建です。
海上安全の神様なのは、港町だからでしょうか。
授与品(御朱印など)・まとめ
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初穂料:300円
本日は書き置きで拝受いたしました★
近くにこれまた義経北行伝説のコース地『判官稲荷神社』がありまして、その御朱印もコチラで頂けます。
(判官稲荷神社の御朱印を頂くのを忘れてしまいました💦)
ご由緒に小倉百人一首が登場したことに驚きました⭐
平安時代における和歌は政治的な役割があったようですが、和歌とはその奥にある真意をぼやかして表現する暗号言葉のようです。
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古代の人はとても風流で素敵ですね💖
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\宮古には静御前の伝説もあります/
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