ねこ御朱印も可愛い★猫神社がある『遠野郷八幡宮』へ参拝

2022年2月28日2023年1月20日

岩手県遠野市に鎮座する『遠野郷八幡宮とおのごうはちまんぐう』へ参拝して参りました。

ここは遠野のパワースポットで、猫好きにはたまらない猫神社があります🐱

そして遠野といえば、民俗学の父と呼ばれる・柳田国男やなぎだくにおの『遠野物語』はご存じでしょうか？

遠野物語とは、ここ遠野地方に語り継がれる昔話を記録したものです。

遠野郷八幡宮では『遠野物語』１１０話に登場するゴンゲサマ（権現様）を祀っている神社でもあるのです。

愛らんど

猫神社に、ゴンゲサマ。そして河童がいる手水舎があったり・・

遠野物語の世界観を感じることができる遠野郷八幡宮をご紹介致します。

遠野郷八幡宮とは

文治５年（1189）源頼朝は奥州合戦で藤原氏を追討した。

源頼朝から遠野郷を賜った阿曽沼広綱が宇夫方広房を代官として送り、松崎村駒木に「館」を築いて八幡神を祀り遠野郷を統治した。

その後阿曾沼親綱が横田城を築き、鬼の鬼門である東北の方角にある宮代に八幡宮を勧請したのが始まりとされる。

その後南部領となり、八幡神は源氏の氏神でもあることから南部氏も厚く崇敬し、寛文元年（1661）現在地に遷宮。

昭和25年（1950）に八幡神社を「遠野郷八幡宮」と改称した。

【遠野八幡宮リーフレットより】

ゴンゲサマ

遠野物語１１０話

ゴンゲサマというは、神楽舞かぐらまいの組ごとに一つずつ備われる木彫きぼりの像にして、獅子頭ししがしらとよく似て少しく異ことなれり。

甚だ御利生ごりしょうのあるものなり。

・・・中略

ゴンゲサマの霊験れいげんはことに火伏ひぶせにあり。

子どもの頭を病む者など、よくゴンゲサマを頼み、その病を噛みてもらうことあり。
【遠野八幡宮リーフレットより】

遠野八幡宮でお祀りしている『ゴンゲサマ』は、毎年１月１５日の越祭りにて八幡神楽ゴンゲ舞を奉納します。

赤い布を炎に見立て食い消す動作から火防せのご利益があるそうです。

風貌や頭を噛むことで厄払いになることから、正月の獅子舞によく似ています。

獅子舞の起源は古代のインドともいわれていますので、アジアから中国、日本へ持ち込まれた文化がこの遠野に伝わったものと思います。

現在も民族芸能として受け継がれております。

ご祭神・ご利益

ご祭神	誉田別尊、大国主神、事代主神、御年神
ご利益	文武上達、勝負運、縁結び、幸運招福、家庭運、商売繁盛、夫婦和合、海上安全、大漁守護、病気治癒、五穀豊穣